「アリゾナのメキシカンとサウスウエスタンは、辛い料理ではなく、
光のある料理だ。」
アリゾナの味は、
乾いた空気の中で、よく響く。
アリゾナのメキシカンとサウスウエスタンの味は、どこか輪郭がはっきりしている。 ライムはきっぱりと香り、グリルの焼き目はまっすぐ強く、トルティーヤの香ばしさは乾いた空気の中でより際立つ。 サルサには明るさがあり、肉には火の力があり、豆やトウモロコシには土地の落ち着きがある。
しかもアリゾナは、メキシコとアメリカ南西部の文化が近くで重なり合う州だ。 だから料理も単純ではない。ストリート感のあるタコスもあれば、少し洗練されたサウスウエスタン料理もある。 素朴さとモダンさ、力強さと軽やかさ、その両方を同じ州の中で自然に楽しめるのが面白い。
日本人旅行者にとっても、この食はとてもわかりやすい。辛すぎるだけではなく、酸味、香ばしさ、 スモーク、ハーブ、火入れの気持ちよさがある。米や豆の落ち着きもあり、肉の満足感もあり、 一皿ごとに旅のテンションが上がる。アリゾナの食を好きになる入口として、これほど強いジャンルはない。