「フラッグスタッフのRoute 66は、通り過ぎるための道じゃない。
立ち止まって、見上げて、少し座って、また歩くための道だ。」
フラッグスタッフの中心を歩くと、
道と町が同時に見えてくる。
Route 66 の魅力は、長さでも伝説でもなく、町の中でどう生き残っているかにある。フラッグスタッフが特別なのは、その問いにとても美しい答えを持っているからだと思う。ここでは Route 66 が単なる古い幹線道路ではなく、歴史ある downtown の骨格そのものになっている。しかも、それが保存された標本ではなく、いまの暮らしと観光の中で自然に生きている。
歴史ある駅舎から歩き始めると、その感覚はすぐにわかる。Visitor Center が入る train station は、鉄道の町としての始まりを物語り、そこから Route 66 が町の表情をさらに広げていく。ホテルの看板、ネオン、レンガの建物、カフェの窓、夕方の灯り。どれもが“昔の名残”ではなく、“今のフラッグスタッフの質感”として働いている。だからこの町では、Route 66 はノスタルジーで終わらない。